ジオパークとは

ジオパーク(ぜんぶ地球公園)

「ジオパークとは、Geoという地球や地質を表す接頭辞とParkという「公園」を表わす言葉を合成した言葉です。これまでは、地質公園と訳されていて、その対象とするところは、地質現象に限定されていました。
Geoの意味は地質のみの狭い意味ではなく、少なくとも地形や気候や水文という地学現象全般を指すというように解釈した方がよいと考えます。
すなわち、ジオパークは、大地の歴史・自然遺産のある場所(ジオサイト)についての地層・化石・岩石などの地学的な遺産と歴史・民俗といった文化遺産と融合した総合的な遺産について、その保存・維持活用を目指すものです。かけがえのない自然遺産の存在する地域を訪ねてもらい、自然遺産に親しんでもらうために始まったのが世界ジオパークです。

世界ジオパーク

世界ジオパークの考え方は、地学的に価値の高い自然遺産を保全し、地学紀行(ジオツーリズム)によるジオパーク地域へのツーリストの誘致による地域の持続的な発展に資するとともに地域の教育活動に資することを目的としています。
世界ジオパークは、1996年に中国の北京で開催された万国地質学会議(IGC)で検討され、2000年にはヨーロッパでジオパークネットワークが結成されました。2004年2月にUNESCO(国際連合教育科学文化機構)が支援して世界ジオパークネットワークが設定されました。

ジオツーリズム(地学紀行)

地学紀行は、地形・地質を基盤とした生態系とその地域の文化遺産を対象とした単なるレジャーとしての観光ではなく目的を指向した観光のことです。

日本ジオパークに認定されるには

日本ジオパークに認定されるためには、日本ジオパーク委員会(JGC)に認可申請をします。認定される前にJGCに申請書を提出して審査を受けますが、審査には書類審査と現地調査があります。
認定がなされたときに日本ジオパークネットワーク(JGN)の正会員となります。JGNの現在の正会員は、世界ジオパーク7地域を含んで36地域となります。
ジオパークの設立の要件としては、既存組織を越えた強力な長期的な構想があること、運営にあたって専門的な運営機構のあること、ジオサイトの景観を維持し保全して行くこと等が挙げられます。

なぜ日本ジオパークをめざすのか

日本ジオパークに認定されると次のような利点があります。

市民・町民・村民の皆さんが郷土に愛着を持ち郷土のことに自信を持って発信できるようになります。

日本ジオパーク委員会(JGC)の認定により、秋川流域に住んでいる住民の方々が、地域の貴重で優れた地学的な遺産が、全国的にその価値が評価されたという誇りが持てるようになります。
住民の皆さんが、ジオを通じた地域活動によって、自信を持ってツーリストの方へのもてなしができるようになります。

秋川流域の名を全国に発信できます。

日本ジオパーク委員会が認定したジオパークに、これから加盟する場所は、その真価が質・量ともに問われることになります。
JGNに加盟することによって、秋川流域の名称を全国に発信することによって、他のジオパークとの連携が可能となります。

秋川流域は東京で唯一の山麓ジオパーク候補地です。

近隣の高尾山がある八王子市や御岳山がある青梅市などと連携することによって、首都圏にある唯一のジオパーク構想として、交通の便がいいというメリットを生かしつつ、単なる通過地・日帰り地ではないという意識を持って、この構想を進めて行く必要があります。

日本ジオパークに認定されるということは、大地の遺産のある地域であることが証明されることになります。

JGCは,ユネスコの下部機関ですが、認定基準がいくつかあり、そのうちガイドがいつでも対応できることが必須の条件とされています。また、認定されたらそれで終わりというのではなく、持続的な活動が必要となります。それは、4年に一度再審査があります。
厳しい基準をクリアした後には、地域としての質の高さをアピールすることができます